日本には数千種のキノコが自生しており、このうち、人に何らかの有害作用を及ぼす毒キノコは約100種あります。腹痛、嘔吐、下痢などの消化器症状を起こすものと、けいれん、しびれ、幻覚等の神経症状を起こすものがあります。時には死に至る危険なものも少なくありません。
よくわからないキノコは食べないように注意しましょう。
主な毒キノコとしては、ツキヨタケ、クサウラベニタケ(イッポンシメジ)、カキシメジ、ドクササコ等があり、全国各地で食中毒事件が発生しています。
万が一、キノコを食べた後異常を感じた時は、すぐに医師の診察を受けましょう。
キノコは発生時期、発生場所などで形態が異なることも多いので、図鑑等を見て自分で鑑定するのは危険です。
また、キノコの見分け方や毒消し法についていろいろな言い伝えや迷信がありますが、誤ったものが多いので安易な判断で野生のキノコを食べないようにしましょう。
誤った見分け方、誤った毒消し法の例
・ 柄が縦に裂けるキノコは食べられる
・ 毒きのこは鮮やかな毒々しい色をしている
・ 虫が食べているキノコは食べられる
・ ナスと一緒に煮れば毒が消える
・ 塩漬けにすれば食べられる
・ 干して乾燥すれば食べられる
など
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【北九州市保健所】
東部生活衛生課(TEL 093-522-8728)
西部生活衛生課(TEL 093-642-1818)
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