北九州市では、「元気発進!北九州」プランを進めていく上で、市民が誇りと親しみをもてる緑豊かな都市空間を創造するために、「北九州市緑の基本計画」を策定し、その計画に基づいて緑のまちづくりに取り組んでいます。
「北九州市緑の基本計画」は、重要な役割を担う、緑に関する基本的な考え方をとりまとめたものです。
【改定の経緯】
本市では、平成4年度に北九州市緑の基本計画を策定(平成23年度改定)し、みどりの保全や緑化、公園の整備などを進めてきました。
本計画は改定から10年が経過し、近年の激甚化する自然災害の増加、人口減少や少子高齢化の進行、生物多様性や野外活動への関心の高まり、新型コロナウイルス感染症の感染拡大やこれからの時代を見据えた生活様式の見直しなど、みどりを取り巻く社会情勢の変化に対応するため、令和4年1月、北九州市緑の基本計画を改定しました。
【計画の概要】
本市は、大都市でありながら市街地に近接して山や海などの自然が広がっています。この豊かな自然が織りなすみどりの景観は、本市の特徴であるとともに、多くの生き物を育む、豊かな環境となっています。市街地をとりまくみどりとあわせて、これまで積極的に進めてきたまちなかのみどりづくりについては、社会情勢の変化などに対応するため、公園の整備数や街路樹の植栽本数といった「量」の観点ではなく、緑の空間がもたらす快適性やにぎわいの向上といった「質」の観点も重視される転換期を迎えています。
そのような背景を踏まえ、本計画のテーマを「多様な主体が育む 持続可能で、みどりがいきづくまちづくり」と設定し、このテーマを実現するため、3つの計画の視点「自然との共生」「魅力の向上とにぎわいの創出」「安全・安心の確保」と、1つの計画の視点の基礎「協働」に沿って、みどりのまちづくりを進めていきます。
<お問い合わせ先>
【建設局緑政課】(TEL 093-582-2466)