微小粒子状物質(PM2.5)とは、大気中に含まれる直径が2.5マイクロメートル(1マイクロメートル(μm)=1/1000ミリメートル(mm))以下の非常に小さなものです。
主な発生原因は、化石燃料の燃焼や、ディーゼル排ガス、海塩などで、粒子が小さいため、吸い込んだ場合、肺の奥まで達すると言われています。 PM2.5は粒子の大きさが非常に小さい(髪の毛の太さの約30 分の1)ため、肺の奥深くまで入りやすく、喘息や気管支炎などの呼吸器系疾患のリスクの上昇が懸念されます。また、肺がんのリスクの上昇や、循環器系への影響も懸念されています。
PM2.5の濃度は、冬季から春季にかけて上昇し、夏季から秋季にかけては比較的低い濃度で安定する傾向が見られます。
PM2.5濃度が「注意喚起」のための暫定指針値(1日平均70μg/m3、μgは1gの百万分の1)を超える恐れがある場合、学校や関係機関へ通知するとともに、市ホームページなどを通じて市民の皆様へお知らせします。
※「注意喚起」は、すべての人に必ず健康影響が生じることを指すものではありません。
「注意喚起」が発令されたら、次の点にご注意ください
(1) 不要不急の外出や屋外での長時間の激しい運動をできるだけ減らす
(2) 換気や窓の開閉を最小限にし、外気の侵入をできるだけ少なくする。
(3) 呼吸器系疾患をお持ちの方や、小児、高齢者など、感受性の高い方は、体調に応じて慎重に行動する。
さらに詳しく知りたい方は、本市ホームページ「微小粒子状物質(PM2.5)に関する情報」、
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/kankyou/00600065.html
をご覧ください。また、ホームページがご覧になれない場合は、環境局環境監視課にお問合せください。